大空のサムライ・完結篇―撃墜王との対話 (光人社NF文庫)
坂井 三郎光人社
光人社
本書は撃墜王坂井三郎氏と高城肇氏の対話集です。
内容のほとんどは戦時中の心構えや、すでに本に紹介されているエピソードについての質問に答える形式となっています。
内容のほとんどは戦時中の心構えや、すでに本に紹介されているエピソードについての質問に答える形式となっています。
しかし所々で、戦後坂井氏がどのように生きたのかを説明するような流れになっており、「大空のサムライ」以降の彼のエピソードを知りたい、と思っていた人には大変興味深い内容となっています。
その中には、氏が自動車を運転中、自動車ごと宙返りをしてしまうような事故に遭いながら、無傷であったことなどが紹介されており、その時の心持ちと戦時中戦闘機に乗っていたときのそれとがオーバーラップし、氏の戦中体験が氏にとって、「生き様」として体の中に刷り込まれていることをまざまざと感じました。
若干残念なのが、坂井氏よりも聞き手の高城氏の話が冗長的であるところですが、坂井三郎ファンなら買っておいて損はないと思います。
死にとうない―仙〓@45DB@和尚伝 (新潮文庫)
堀 和久新潮社
新潮社
飄々とした絵とは裏腹に強烈な人生を歩んできているのである
堕胎に失敗し捨て子になるも死ななかったために近所の寺に拾われ才能を見込まれるが
学問で高名な寺に弟子にさせてもらおうとするも思い上がりと挫折の間を行き来し
そして肉欲と煩悩に翻弄されて精神をすり減らされていく
苛烈なまでの修行の末に荒寺の再建を任されるようになりやがて飄々とした絵を描くようになっていく
この本は絵の話ではなく、苦悩と苛烈なまでの修行という仙高フ人生に焦点を当てている
晩年の飄々とした人生がこれまでの苦悩の裏返しであることが伝わってきて
仙高フ絵を見る目が変わりそうでもあり、変わらなそうでもあり
この時代の僧侶の生活やキャリアパスなんかも分かっておもしろい
堕胎に失敗し捨て子になるも死ななかったために近所の寺に拾われ才能を見込まれるが
学問で高名な寺に弟子にさせてもらおうとするも思い上がりと挫折の間を行き来し
そして肉欲と煩悩に翻弄されて精神をすり減らされていく
苛烈なまでの修行の末に荒寺の再建を任されるようになりやがて飄々とした絵を描くようになっていく
この本は絵の話ではなく、苦悩と苛烈なまでの修行という仙高フ人生に焦点を当てている
晩年の飄々とした人生がこれまでの苦悩の裏返しであることが伝わってきて
仙高フ絵を見る目が変わりそうでもあり、変わらなそうでもあり
この時代の僧侶の生活やキャリアパスなんかも分かっておもしろい